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加古川の現代美術のギャラリー移転 ライブペインティングで開廊

堀越千秋さんによるライブペインティングのあと、ドレスにもペイントしてもらう参加者

堀越千秋さんによるライブペインティングのあと、ドレスにもペイントしてもらう参加者

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 加古川の現代美術のギャラリー「Galeria Punto(ガレリアプント)」(加古川市加古川町)が11月1日、移転オープンした。初日は堀越千秋さんによるライブペインティングが行われた。

ライブペインティングで会場を沸かした

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 新しいギャラリーは一軒家を改装した建物。店舗面積は約25坪で2フロア展開。メーンフロアは10坪ほどの空間を灰色と黄色の2色で塗装し、隅に机と椅子、キッチンを配置する。

 今年7月にプレオープンして以降、作家らによる個展や、地元寺院(国宝鶴林寺)でのアート・プログラム「施美時間(せみじかん)」を開催すると同時に、ギャラリーを運営する籔多聞さんが作家仲間と改装してオープンにこぎ着けた。

 「Galeria Punto」の始まりは15年前、籔さんが現代アートの個展ギャラリーを岡山に開設したことから。「もともと加古川を訪れる予定は全く無かった。仕事で神戸に行く予定をしていたが、(ベッドタウンとしての都市化や地域ブランド化など)これからどうなるかわからない加古川で何かできないかと感じた」と籔さん。7年前に加古川に新設したきっかけを話す。建物の老朽化に伴い、今年11月に同じく加古川市内に移転した。

 「アートだけでなくとも、何かを押し付けて全て同じにしていく、ということは何も面白くない」と籔さんは話す。「これからの時代を担うのは若い世代。新しい考え(表現)を大切にし、新たなもの(感性や個性)を取り入れる努力をしなければいけない」とも。若手アーティストの個展や、さまざまなアート・プログラムを企画提案するなど次世代の表現活動を育んでいる。

 「Punto」はスペイン語で「点」の意。ギャラリー活動が線や面に至る活動を模索し、時代の最先端を走っていたい、という思いで名付けたという。岡山から始まり今年で15年目を迎える同ギャラリーのロゴはアーティストの堀越千秋さんが直筆し、名付け親でもある。移転オープンは「堀越千秋展」でスタートする。

 「堀越千秋展」は11月1日~14日(8日は休廊)。営業時間は11時~18時。

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