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加古川で保養キャンプ 福島県の子どもたちが参加

夏祭り準備をする子どもたち

夏祭り準備をする子どもたち

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 加古川の漕艇センター(加古川市上荘町)で8月1日から1週間、福島県の子どもたち21人が参加する「東はりま ゆるわくキャンプ」が行われた。

昼食の準備をする子どもたち

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 同キャンプは2011年3月の東京電力福島第1原発事故の影響で、自然との触れ合いが少なくなった子どもたちに「少しでもリフレッシュできる環境で過ごしてほしい」という思いから、全国的に開催している保養キャンプの一環。加古川では3回目。
キャンプ名の「ゆるわく」は「ゆるゆる休んで、わくわく遊んでほしい」ことから名付けたという。

 子どもたちは5日、地元の夏祭り「両荘夏まつり」に参加し準備から手伝った。小学6年生の加藤琉士(りゅうし)くんは「今回で3回目の参加。毎回イベントがたくさんあり、外で思いっきり遊んだり、プールで一日中泳いだりできるのでとても楽しい」と笑顔を見せる。

 キャンプの運営委員会は「OneHeart(ワンハート)」代表の藤田のりえさんが立ち上げ、代表も務める。2014年に明石市で開かれた保養キャンプを手伝ったことがきっかけという。
運営委員メンバーには「free help(フリーヘルプ)」(加古川市)、「ohana(オハナ)」(播磨町)、「高砂キッズ・スペース」(高砂市)、「日本ハンズ」(姫路市)も参加する。

 保養キャンプを受け入れる団体は日本全国に約100団体あり、関西地方でも約36団体あるという。藤田さんは「近隣の神戸市、明石市、姫路市では開催されているのに、地元加古川では開催されていなかったので、何とかしたいと思った」と話す。
「子どもたちに自分たちのことを思う大人が身の回りだけでなく、遠くにもたくさん居ることを知ってもらい、希望を失ってほしくない」と話す。

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