加古川の「加古川温泉みとろ荘」(加古川市上荘町、TEL 079-428-2004)が「かわら焼き定食」の提供を始めて1カ月がたった。
かわら焼きとは熱した瓦の上で国産牛肉を焼き、たっぷりのネギをのせて手作りのポン酢で食べる名物料理で、単品メニューでは30年の歴史がある。瓦は兵庫県の淡路島産を使う。
誕生のきっかけは、1987(昭和62)年に従業員たちが露天風呂を造った際、当時左官職人として参加していた常務理事の飛鳥日出丸さんが、余った瓦を「何か料理の器として使えないか」と板前の林至(はやしいたる)さんに話したことだという。瓦のカーブで余分な油も落ち、非常においしいと評判になったという。
専務理事の纐纈茂樹さんは「かわら焼き誕生30周年を記念して、7月22日より定食を始めたところ、お客さまから『セットになったことで注文がしやすくなった』とうれしい声をもらった」と笑顔を見せる。
纐纈さんは「予約なしで食べることができるので気軽に足を運んでほしい。SNSなどで拡散してもらい、B級グルメに参戦できるような人気料理になれば」と来店を呼び掛ける。
価格は1人前1,500円(注文は2人前から)。「かわら焼き」単品は1人前1,000円(同)。営業時間は11時~14時、17時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~20時)。第2水曜定休(1月・8月・12月は無休)。