加古川にある国宝「鶴林寺」(加古川市加古川町)で9月3日、落語会「かこがわ寺家町亭vol.26」が開催される。
普段は加古川の寺家町商店街にある雑貨店「ホッターズ」(加古川市加古川町)で開催され、今年で9年目を迎える同イベント。夏の開催時には暑さを凌(しの)ぐために鶴林寺で開催される。同寺での開催は3回目となる。
第1回の開催から笑福亭銀瓶さんが高座に上がり、現在ではリピーターを含め毎回満席になるほど地元で注目を集める。県内にとどまらず大阪府、岡山県、鳥取県など他府県からの参加者も多いという。今回は若手の女性はなし家である露の瑞(つゆのみずほ)さんも出演し、銀瓶さんの2席と合わせて計3席が楽しめる。
主催するホッターズ店主の小林善明さんは「商店街へテレビ番組のリポーターとして訪れた笑福亭銀瓶さんと偶然出会い、商店街活性化のために落語会の企画を直接お願いしたことがきっかけ」と振り返る。
「当初は落語には全く興味がなかったが、実際に聴いてみると面白かった。今は『手水廻し』という話が大好き」と小林さん。「年に3回不定期で開催しているが、今後も続けていきたい。会場が小さいこともあって大きく告知はしていないが、見逃さずに来てほしい。皆さん応援してください」と笑顔を見せる。
14時開場、14時30分開演。会場は鶴林寺浄心院座敷。料金は2,000円(入山料込み)。問い合わせはホッターズ(TEL 079-422-9575)まで。