加古川の兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町寺家町)で9月25日、「シニア交流サロン」が開催100回目をむかえた。
同センターが運営する「シニア世代地域デビュー支援プラザ」の一環として行っている同取り組みは、NPO法人「シミンズシーズ」(加古川市加古川町)が2013年から月2回のペースでシニア世代の居場所やネットワーク作りを目的に展開している。
準備や進行などはボランティアスタッフが行う。ボランティアメンバーの石見豊文さんは「当初は人が集まらず、開催が危ぶまれる時期もあった。参加者の声を取り入れながら運営を続け、今では毎回30人ほどが参加してくれる。開催100回目を記念して準備したミニギフトには、参加者への感謝の気持ちを込めて手書きのメッセージと折り鶴を添えた。今後も気軽に交流を楽しめる場になれば」と話す。
「シニア交流サロン」担当スタッフの岩橋亮汰さんは「参加者の方は健康や趣味の話など、フリートークを楽しんでいる。ボランティアの方がリードしてくれるので、初めて参加する方も安心して過ごしている。月2回の交流を通じてゆるやかなつながりが生まれている」と話す。
石見さんは「最近ではイベント終了後に参加者同士でランチに行ったり、合唱や体操を楽しんだりする姿も見られる。イベントでの出会いがきっかけで地域での活動や交流の幅も広がっているようだ。いつまでもフリートークを大切に『自由な出会いの場』として続けていきたい」と意気込む。
開催時間は毎月第2・4月曜=10時30分~12時(月曜が祝日の場合は翌火曜開催)。参加費は100円(茶菓子代)。