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三種の笛とシンセサイザーのコラボを国宝で 加古川・鶴林寺で演奏会 

コンサートをPRする澤崎さん

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 加古川にある国宝「鶴林寺」(加古川市加古川町)の本堂で10月14日、「Mitubue 雅遊gayuへの誘い」が開催される。主催は文化財と芸術の調べ実行委員会。

練習中の演奏メンバー(左から松本さん、原田さん、深江さん、澤崎さん)

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 メンバーは、尺八奏者の原田頑山さん、インドの竹で作られた横笛バーンスリー奏者の松本学さん、フルート奏者の深江亮太さん、シンセサイザー奏者の澤崎美重子さんの4人。普段は国内外で別々に活動している4人だが原田さんの人脈がきっかけで集まり、今回のコンサート開催に至ったという。

 澤崎さんは「地域の方々に親しまれてきた文化財での開催。日本伝統和楽器と洋楽器とのコラボレーションで、音楽・芸術・文化財の素晴らしさをみんなで共感し合える世界をつくり上げることが目的」と話す。

 深江さんは「楽器は違っても『笛』の奏者に対しては仲間意識がある。尺八はシンプルながら表現力があり、リスペクトしている」と話す。

 当日の演目はシルクロードのテーマをはじめ、アメージンググレース、明日、荒城の月、鹿の遠音などを予定している。三種の笛とシンセサイザーのコラボレーションや、それぞれのソロ演奏だけでなく、照明効果による光と音のコラボレーションも併せて楽しめるようにする。

 原田さんは「来てくれた方には演奏だけでなく、自分たちそれぞれの言葉でも謝意を伝えたい」、松本さんは「笛全般に興味はあるが、このような楽器の組み合わせは珍しく、どのような雰囲気になるのかはその場でないと分からないので、ぜひ足を運んでほしい」と参加を呼び掛ける。

 深江さんは「毛色の違った初めての試みなので新しい世界が開けると思う。生まれる瞬間を見て応援してほしい」、澤崎さんは「開催が月のきれいなころでもあり心も癒やされると思う。来てくれた方の心に届くように心を込めて演奏したい」と笑顔を見せる。

17時30分開場、18時開演。入場料は、前売り=大人(高校生以上)2,500円、子ども(小学生および中学生)1,500円。未就学児無料。当日はそれぞれ500円アップ。全席自由。チケットは、同実行委員会(TEL 090-5971-5414)または頑山尺八道場(TEL 079-223-4221)まで。

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