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高砂発「松右衛門帆」使ったアウトドア商品 インテリアメーカーと共同開発で完成

共同開発により完成したバタフライチェア(左)、ディレクターズチェア(中)、デッキチェア(右)

共同開発により完成したバタフライチェア(左)、ディレクターズチェア(中)、デッキチェア(右)

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 高砂出身の発明家・工楽松右衛門が江戸時代に考案した日本最古の帆布「松右衛門帆」ブランドの御影屋(高砂市高砂町)とインテリアメーカーの市場(加西市中野町)によって共同開発されたアウトドア商品が9月4日~6日に開催のライフスタイル提案型展示会「MONTAGE」で初出展された。

縫製について打ち合わせをする柿木さん(右)

 松右衛門帆は、2011(平成23)年にNPO法人高砂物産協会が販売を開始。その後、独自生産を目的に2016(平成28)年に御影屋として法人化し、縫製、製品生産なども行う生地生産工場とショップ・ショールームを構えた製造販売の拠点が完成した。これまではトートバッグやショルダーバッグ、ビジネスバッグなどのかばん類を中心に、コインケースやペンケースなどの小物などの製造販売を行ってきた。

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 御影屋の代表、柿木貴智さんは「今年の3月ごろ、市場さんから松右衛門帆を使った他にはないアウトドア商品を作りたいという依頼があり共同開発することになった」と話す。これまでもアパレルメーカーなど複数の企業から松右衛門帆を使った商品を作りたいとの依頼があったが縫製技術などの面から実現しておらず、今回初めてかばん以外のジャンルでの共同開発の商品化が実現した。

 主な商品は「ディレクターズチェア」「デッキチェア」「バタフライチェア」の3点で、それぞれ市松鞆、市松函館、縞梅花の3種類の生地の柄が選べる。12月から来年1月に御影屋と市場で販売を始める予定。

 柿木さんは「これまで松右衛門帆は織り目が大きいという特徴から、生地同士をつなぎ合わせることが非常に難しく加工することでほつれや滑脱などを防止していたが、共同開発により生地を斜めに使うことで防止できることが分かった。今後も他社とのコラボレーションによる技術開発で新たな商品開発を続け、松右衛門帆の魅力を広げていきたい」と意気込む。

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