加古川にある「わんぱくの森てらだ」(加古川市平岡町、障がい者支援センター「てらだ」内)で1月27日、親子で「とんど」体験や自然の中での遊び、野外料理の体験ができるイベント「『とんど』を囲んで!」が開催される。主催は「東播磨ネイチャークラブ」。
自然との共生をテーマに、子どもの健全育成を目的に活動を行う同団体。「イベントでは風船割りや綱引き、じゃんけんゲームなどを取り入れ、初めて顔を合わせる子ども同士が交流を深める工夫をしている」と代表の林勝美さん。「とんど」とは正月飾りや藁、雑木などで円柱状にしたものに笹竹を立て、火をつける伝統行事。「『とんど』に使う小枝や枯れ葉を集めるなど、遊びを通して皆と一緒に行動する楽しさを知ってもらいたい」とも。
同団体の松浦徳彦さんは「場所と安全を考慮して本来の『とんど』よりは20~30センチと規模も小さいが、やけどの注意事項を伝えた上で大人と一緒に焼き芋の準備をしたり、アルミ缶の中に米と水を入れてご飯を炊いたりして、火を使って実際にご飯を炊くという『火育』や『食育』を子どもの時に体験してもらうきっかけとなれば」と話す。
「家の中でスマートフォンやパソコンやゲームなどで遊ぶ楽しみ方もあるが、あえて寒い季節に外に出て冬の寒さも十分に味わいながら、自然の中で遊ぶ楽しみも体験してもらいたい」との参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~14時。雨天の場合は28日に順延。参加費200円。事前申し込み要。問い合わせは林さん(TEL 090-8192-0534)まで。