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加古川の小学校で「あいさつ名人」認定 児童に認定証発行

認定証を受け取る児童ら

認定証を受け取る児童ら

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 加古川市立浜の宮小学校(加古川市尾上町)が1月25日から、児童に「あいさつ名人認定証」を発行している。

朝のあいさつ運動を行う教師と挨拶名人の会メンバー

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 認定証は、「目を見てあいさつをしているか」「しっかりおじぎができているか」「相手に届く声であいさつできているか」の3つをクリアした児童に、担任が名前を記入して手渡し、校長が認定印を押した物。

 同取り組みは校長の高橋誠さんが、あいさつを通じ街の活性化を図る市民団体「挨拶(あいさつ)名人の会」(同市上荘町)の藤原忠悟さんと知り合ったことがきっかけという。

 同校では3年ほど前からマナーやあいさつを身につける活動を重点的に取り組み、児童アンケートでは2015年は51%だった「あいさつをしているか」の項目が2017年は86%まで上昇。「3月の定年退職までになんとか100%を目指したい」と話す高橋さんと藤原さんが、「挨拶名人の会」の認定証を参考に同校でつかえるようアレンジした。

 高橋さんは「あいさつはコミュニケーションの最初の言葉。勉強の前にあいさつやマナーの向上に取り組むことで、学校や学級が落ち着き、活発で楽しい学校になり、結果的に学力も向上する」と話す。

 1月24日は朝礼で児童への説明を行った。藤原さんが「あいさつにはすごい力がある」と話した後、高橋さんが認定証について説明し、「自宅でも地域でも素晴らしいあいさつを広めてほしい。あいさつ日本一を目指し、みんなでがんばりましょう」と締め括った。

 翌日からは休憩時間に続々と児童が校長室前に並び、200人が並ぶ日もあった。認定証を受け取った4年生の橋本尚也くんは「名人になれてうれしい。これからも大きい声であいさつしたい」と話す。児童会役員の竹下柚輝くんは「自分のクラスや他のクラスでもあいさつが広まっている。おとなしい子もあいさつすることで周りと話すきっかけにもなり明るくなっている。学校や地域でもあいさつの輪を広げたい」と笑顔を見せる。

 認定証発行は1月31日まで。後日、全校集会で取り組みの振り返りを行うという。

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