JR加古川駅構内にある「加古川市民ギャラリー」(加古川市加古川町、TEL 079-456-0222)で3月9日、加古川在住のデザイナー西嶋輝(にしじま あきら)さんによる初の個展「365日ポスター展」が始まった。
デザイン専門学校を卒業後、製版会社や広告制作会社を経て、2015年にデザイン会社「and」(加古川町)を立ち上げた西嶋さん。同展で展示されているポスターは「アイデアやデザインの幅を広げるために毎日やろうと決めた」と話す西嶋さんが、2017年1月から2017年12月まで毎日制作した365点。毎朝5時から7時の間での制作を日課にしたという。
ポスターは制作する当日の「今日は何の日」をテーマに、シンボリックなデザインで表現している。中には宇宙空間で地球を周回する満開のヒマワリを「気象衛星ひまわり」に見立ててデザインした「ひまわりの日」(7月14日)や、何個も描かれた二重線を下駄(げた)の足跡に見立てた「下駄の日」(7月22日)など、一目見ただけでは何の日かすぐには検討がつきにくいものも。
西嶋さんは「個展が加古川の人にデザインやデザインの仕事に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい。ポスターが何の日か、デザインとテーマの関連性を想像して楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
現在も毎日ポスター制作を継続している西嶋さん。作品はインスタグラムでも見ることができる。
開催時間は11時30分~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月17日まで。