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加古川の駄菓子・雑貨販売店「見世屋 写真処 晏」改装 ノスタルジックな空間広がる建物に

2階で行われた射的大会

2階で行われた射的大会

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 加古川の駄菓子・雑貨販売店「見世屋 写真処 晏(あん)」(加古川市加古川町、TEL 079-432-1840)が、2~3階をレンタルスペースとしてリニューアルオープンした。

3階レンタルスペースでくつろぐ店主の橋本さん

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 写真店だった3階建てビルを昭和レトロ風に改修し、始めた同店。1階は昨年11月に改装、2階は今年2月、3階は4月に全ての改装が完了。

 「幼なじみたちに改修を手伝ってもらい、眠っていた建物に再び息を吹き込み、人から愛され楽しんでもらえる場所にしたいと考えた。店をつくっていく中で多層の人を笑顔にできたため、取り組んだ価値はあった。しんどいことも多かったが、やってよかった。投げ出さないでよかった」と店主の橋本さんは話す。

 先月、2階レンタルスペースでは4回目となる射的大会が行われた。「縦長の部屋をどのように活用できるか考えていた時、距離がある遊びだったらできるのではと思ったのが射的だった。何より自分自身、射的が大好きだから」と橋本さん。この日親子で参加した娘の小川綾月(ゆづき)ちゃんは「初めて射的して楽しかった」とも。

 母親の真維(まい)さんは「子どもの頃に戻ったよう。大人になってするからこその楽しさがある。意地になる。それが楽しい」と笑顔で話す。「同年代以上には『おばあちゃんの家みたい』と言われる3階スペースは、子どもたちには多種多様な反応で『落ち着くと』言う子もいれば『一人では怖い』と言う子もいる。それでも遊んでいく姿を見ていて面白い」とも。

 同店主催の店外イベントも開催され、「大人VS子どもガチバトル」は、「町で遊ぶ」「町に活気と笑顔」を目標に、大人と子ども全員が手を抜かず全力ガチンコで挑む「ドッジボール大会」や、大人と子どものチームに別れ、昔からある外遊び「特殊警察」が行われた。

 橋本さんは「開店から半年たった今、ご近所の方達の優しさに支えられ、見守られ、最近では賛同して下さる方も増えた。私の店『まちづくり』の根本は『ヲタクを呼び込みお金を落としてもらう』いろいろな世代の方たちを巻き込んで寺家町商店街や近隣を盛り上げていけたら」と意気込む。

 営業時間は13時~19時。レンタルスペース利用料金は、13時~19時=5,000円、2時間利用=3,000円、営業時間外利用=1時間につき1,000円。

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