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加古川市民ギャラリーで書展 地元文化団体とコラボ

名筆研究会会長 井元祥山さんと井元さんの作品

名筆研究会会長 井元祥山さんと井元さんの作品

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 JR加古川駅構内にある「加古川市民ギャラリー」(加古川市加古川町)で7月24日、「名筆研究会 現代詩書展」が始まった。主催は「名筆研究会」。

会場で名筆研究会の会員の方々

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 同展では「印南野半どんの会」俳句会員の現代詩の俳句12点を展示している。「名筆研究会」会長の井元祥山さんは「現代詩には江戸時代からの文学作品も含まれ、松尾芭蕉や小林一茶の句を書く事もある。今回は加古川で催すため、地元の『印南野半どんの会』とコラボした書展を催した」と話す。

 「印南野半どんの会」は1980(昭和55)年創立。稲美町を中心に加古川、高砂、播磨町の東播磨地域から大阪までの約180人の会員が在籍。「半どんの会」の名前は土曜が「半どん(=半休の意味)」だった頃、仕事終わりに集まって午後に文化活動や行事を行っていたことに由来する。会員の文化活動は俳句、詩、小説、写真、絵画、楽器演奏、歌、染色、彫刻など多岐にわたる。

 「名筆研究会」は1971(昭和46)年発足。加古川、高砂から大阪、淡路など約550人、保育園児~80歳代の会員が在籍する。大人の会員は中国や日本の古典の書から入り、級、段が上がっていくにつれ「現代詩書」を習う。「現代詩書」とは現代の詩、俳句等の作品が表現したい世界を、文字の配置、太さ、墨の濃淡などを考えて表現するという。「味のある字を書けるように、自分の字を生み出すようにと指導している」と井元さんは話す。

 井元さんは「加古川で開催することで地域文化の発展につながり、多くの人に見に来てもらえればうれしい。句の内容を書でどう表現しているか見て味わってもらい、その人なりに何かを感じてほしい」と期待する。

 開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月29日まで。

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