加古川のよさこいチーム「加古乃花舞(かこのはなまい)」が8月12日、高知市の「よさこい全国大会2018」に出場した。
全国大会には事前審査を通過した21都府県から49チームが出場。高知市内5つの会場で演舞を披露した。「加古乃花舞」は審査会場となる追手筋南会場の5番手で登場、一糸乱れぬパレード演舞を披露し、観客の目を引いた。
同チームは、加古川市で毎年開かれる「踊っこまつり」が20周年を迎えたことを記念して結成。同まつりに出場する17チームから、124人が集まった合同チームとなる。
過去にも「加古乃花舞」として全国大会に出場したことがあり、約10年ぶりの出場となった。出場については、チーム代表の伊賀督将さんは「踊っこまつり20周年ということで、20年の成長をよさこいの本場高知で披露したい」と話した。
楽曲や振り付けをプロに依頼するチームが多い中、同チームは全て加古川のチームが中心となって作り上げられた。テーマは20周年にちなみ、昔の成人式に当たる「元服」。元服式の厳かな雰囲気から始まり、成人した喜びの舞、お酒が入ったなおらいの舞から感謝の舞につながる曲の展開となる。
大会当日、賞の受賞はならなかったが、踊り子の南條恵理さんは「初めは名前も分からない人ばかりだったが、一緒に踊るごとに距離か近くなった。最後は一丸となって楽しく踊れた」と充実した表情を見せる。
代表の伊賀さんは「今日は過去最高にそろった踊りで感動をもらった。初めて高知に来るメンバーも多かったが、いきいきとしている表情を見てよさこいの楽しさを改めて実感させてもらった」と笑顔を見せた。