加古川など東播磨地域にある3警察署(加古川警察署、高砂警察署、明石警察署)と神姫バス、加古川交通安全協会などが、9月21日に始まる秋の全国交通安全運動に先駆けて同19日、神姫バス加古川営業所で運動をPRした。
管轄区域が異なる東播3警察署が一つになって事前PRを行うのは今回が初めて。各警察署に所属する女性警察官が参加した。
同署管内では、1月1日~8月31日現在、死亡事故14件、うち65歳以上の高齢者が10件発生している。高齢者の死亡事故は、道路の無理な横断中に起こりやすいという。
署は神姫バスと加古川交通安全協会などと協力し、交通安全運動の期間中、キャンペーンを実施。運転免許証の自主返納を行った際に取得できる、運転経歴証明書を、神姫バスの加古川駅、大久保駅、明石駅前にある案内所で提示すれば、反射タスキがもらえる。各案内所でそれぞれ100枚の反射タスキを用意する。
加古川警察署の毛利明子さんはキャンペーンについて、「女性警察官3人でPRすれば、より興味を持ってくれると思った。今回のキャンペーンを機会に、運転経歴証明書の交付を受けた65歳以上の人が、証明書を提示することで、バスやタクシーの運賃が割引されるなど、多くのサービスが受けられることを知ってもらいたい」と話していた。