加古川の市民団体「志方LOVERS」(TEL 090-8575-0852)が10月21日、同市志方町の畑でサツマイモ堀り体験を行った。
田園が広がる志方町の魅力を発信する同団体。今年2月に「しかた子ども園」で出会ったママ友5人で結成し、主に子どもと一緒に田植えや稲刈り、トウモロコシの収穫などの農業体験や、たき火やかまどを使った調理などの昔体験を通じ、同町の魅力を伝える活動を続けている。同団体のマスコットの「しか太君」は同団体メンバーでイラストレーターの川本有希子さんが考案した。
当日は快晴の中、5月に植えた100本の苗からできたサツマイモを、参加した子ども7人で収穫した。子どもたちは器用に農具を使って収穫したり、畑で見つけたバッタを追いかけたりするなど、思い思いに楽しんだ。
メンバーの桐山文江さんは「志方町は楽しいところも多く、市街地からも近い田舎。町外の人にも自然体験を通して志方町のよさを知ってほしい」と話す。「活動は小さいながらも続けていきたい。地元農家や団体ともコラボして可能性を広げられたら」とも。
11月3日は、志方町行常地区で森の整備などを行っているNPO「ひょうご森の倶楽部 行常チーム」とのコラボイベント「行常しあわせの森フェス!in志方」を「行常しあわせの森」(同市志方町)で開催する。イベントでは、竹林コンサートやリース作りなどのワークショップ、石窯ピザなどのフードコーナーを展開。イモ掘り体験で収穫したイモを焼きいもにして販売する。開催時間は10時~14時。
桐山さんは「いろいろな所から志方町に来てもらい、田畑のある田舎に暮らす良さを知ってもらえれば」と呼び掛ける。