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加古川で「大人の古典カフェ」 和気あいあい古典を学ぶ

古典カフェを運営する山村さん(右)、山本さん(左)

古典カフェを運営する山村さん(右)、山本さん(左)

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 日本の古典文学を学ぶ「大人の古典カフェ」が12月17日、「別府公民館」(加古川市別府町)で開かれる。

古典を学ぶ風景

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 主催者の山村美奈子さんは今年6月から月2回、講師を招いて参加者に古典の面白さを伝えている。山村さんは「学生の頃は古典の授業が苦手だったが、大人になってから友人の勧めで読んだ『徒然草』を『面白い』と感じたのが古典を学ぼうと思ったきっかけ。好きだからという理由で始めた古典の勉強だったが、メンバーも増え、市民の人たちにも知ってもらえたらと思い古典カフェを企画した」と話す。

 「古典を学んでいて日本人の感性はとても豊かだと感じる」とも。「娯楽がなかった時代、人々は自然と向き合って年月を過ごしてきたと肌で感じる。空や星を見たりしながら物語を作っていたのか、花見や節句などの行事も日本の美しい風景を見ながら考えたのか、月を見たらウサギが餅をついていると感じたから月見ができたのか。この時代の人の考えは限りない可能性があったと思う」と笑顔を見せる。

 参加女性の一人は「古典の本では難しく思える内容でも、講師の先生の話は楽しく分かりやすいので、月2回聞きに来るのが楽しみ」と話す。同イベント運営スタッフの山本さんは「先生の話を聞いてあらためて昔の人のすばらしさがわかった。古典には奥深い魅力がある」と話す。

 「古典と聞くと『難しそう』と思われるが、お茶菓子を囲み楽しみながら古典を学んでいる。参加者は30代~70代までと幅広く、内容も読みきりなので都合の良い日に来てほしい。子どもたちにも古典をわかりやすく伝えていけたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は14時~16時。参加費はカンパ制。問い合わせは、山村美奈子さん(TEL 080‐3864‐3750)まで。

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