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加古川で手作り市「かんのおさんぽまーと」 近所に散歩する感覚で楽しんで

アピールするカオリさん(左)とエミさん(右)

アピールするカオリさん(左)とエミさん(右)

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 加古川の地元野菜などが並ぶ手作り市「かんのおさんぽまーと」が12月28日、日岡山グラウンド駐車場(加古川市神野町)東側の空き地で開催される。主催はカンノヤードマート事務局。

カンノヤードマートの様子

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 当日は地元の野菜や洋風しめ飾りやポチ袋、正月小餅などの正月用品、タイや数の子などの鮮魚、地元豆腐店の豆腐や昆布巻き、自家焙煎(ばいせん)コーヒーや八女茶などのブース出店の他、豚汁や焼き芋、ホットココアなどのフードコーナーも用意する。

 神野地区を盛り上げようと、同地区に住むエミさんとカオリさんが初めて企画した同イベント。「加古川市の中でも農村部にある神野地区は盛り上げるきっかけが少ない。神野の特色を出した神野発のイベントにしたい。神野の各地域単位ではなく、みんなが参加できるものになればうれしい」とカオリさん。「趣味で作ったハンドメード作品や野菜、将来的には高齢者の手作り品も出店したい。気軽に出店できるので地域の人の楽しみややりがいにつながれば」と話す。

 2人は今年4月と10月にも同町で手作り市「カンノヤードマート」を企画した。カオリさんは「『ヤードマート』は若い参加者が多く、ブースも20店と多かった。『おさんぽまーと』は車が無くても、近所に歩いて行く感覚で幅広い世代が参加できるイベントにしたい」と話す。「自宅にいる高齢者も連れ出したい。買い物しながらのコミュニケーションを楽しみにしてくれる人が増えると成功だと思う」と笑顔を見せる。

 最近では町内の年配の人からも「面白そう」と声が上がるようになったというこの取り組み。警備は地元の消防団がボランティアで参加し、開催場所も地元のゴルフ場や空き地の所有者が貸してくれるなど、地域に根付きつつある。

 エミさんとカオリさんは「日岡公園も近いので、子ども連れで遊びにきたついでに散歩や正月準備の一息も兼ねて気軽に来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~12時。

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