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県立東播磨高放送部、番組コンテスト県大会で総合優勝 3年連続6回目

東播磨高校放送部の部員

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 県立東播磨高校(加古郡稲美町中一色)放送部が、「第66回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会決勝」で3年連続6回目の総合優勝を果たした。

東播磨高校放送部の部員

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 コンテストは6月15日・16日の2日間、神戸市内の甲南大学で行われ、県下予選大会を経た高校125校の放送部が参加。アナウンス部門、朗読部門、ラジオドキュメント部門、テレビドキュメント部門、創作ラジオドラマ部門、創作テレビドラマ部門、研究発表部門の7部門で日頃の練習の成果を披露し、作り上げた番組を視聴し競い合った。

 同部は7部門中5部門で優勝し、総合優勝となった。「朗読部門」では、当日手渡された小説「君は月夜に光り輝く」の一文と自ら準備してきた原稿文を朗読し573人中1位に。1999年以来20年ぶり3度目。「ラジオドキュメント部門」では甲子園を目指す野球部監督の父親と部員の息子の日々を追った作品が33本中1位となり、4年連続7回目。「創作ラジオドラマ部門」では、タレントの活動休止のニュースからヒントを得て、人それぞれの人生における悩みや引退について弁論大会仕立てで演じた作品が84本中1位に。2年連続3回目。今回、最優秀番組賞を得た。「テレビドキュメント部門」では、大病を患った放送部先輩の、コンテストに向けた意欲、諦めない姿を追った作品が37本中1位に。2005年以来、14年ぶり2回目。「研究発表部門」では、「行事台本の作り方」と題し、学校行事の体育大会におけるスムーズな司会進行について考察。資料や動画などを投影しながら発表した。14作品中1位となった。

 朗読部門で優勝した藤原菜々美さんは「文中のせりふの読み方、表現が豊かになるよう工夫した」。ラジオドキュメント部門担当の大館燎太さんは「野球部は周りから期待されたが2回戦で敗退し、インタビューで聞きづらい時もあった」と話す。創作ラジオドラマ部門担当の中作彩乃さんは「8分の規定時間に収めるのに苦労した。場面が弁論大会という構成上、聞き飽きないよう効果音などで工夫した」。テレビドキュメント部門担当の押部あまねさんは「たくさんの場面を撮影した。病気で苦しみながら頑張る先輩を皆に知ってもらいたかった」と話す。研究発表部門の髙田結梨さんは「8分間と限られた時間内に発表者、投影係、音量調整係などとチームワーク良く、発表できた」と振り返った。アナウンス部門5位の西香波さんは「手渡されたニュース原稿のどこが大切かを理解して、聞いている人にも伝わるように読んだ」と話した。

 同部顧問の大江真理教諭は「苦労、努力が有っての優勝。だから、うれしい。やったらできる。自信を持って歩んでほしい」とエールを送った。

 7月23日~25日、NHKホール(東京都渋谷区)で全国大会が行われる。

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