株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、神戸港ポートアイランドの保有地に物流センター(危険品倉庫2棟および普通品倉庫1棟)を建設することを決定しました。
物流センター完成イメージ図
当社グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」において、ボラティリティの高い海運市況をカバーする非海運型・安定収益型事業の比重を高め、海運不況時でも黒字を確保できるよう事業ポートフォリオを変革することを主要な成長戦略と位置づけ取り組んでおります。「物流不動産」事業への投資もその一環であり、本件は同取り組みに資するものとなります。
また、当社は、成長戦略の一つとして化学品物流への取り組みも強化しています。当該施設は、当社グループで、神戸港を基盤に輸出入海運貨物取扱事業を展開し、特に危険品貨物の輸出入取扱いに強みを持つ株式会社ジャパンエキスプレス(社長:岡本 匠司、本社:兵庫県神戸市、以下「ジャパンエキスプレス」)が運営します。これにより、同社が六甲アイランド近隣の魚崎で運営する既存倉庫(註1)に加え、2026年春を目途にポートアイランドに新たに2棟の危険品倉庫を増設することで、これまでの取り組みをより強化し、お客様に利便性と競争力のある物流サービスを展開します。
当社は、100年を超え長きにわたり(註2)神戸港を国内事業の重要拠点として位置づけており、現在もグループ会社を中心に、港湾・物流・曳船・不動産の各事業を広く展開しております。昨年7月には、当社が運営する神戸国際コンテナターミナルの拡張方針を決定しました(註3)。今回の物流センター建設により、お客様にストレスフリーなサービスを提供すると共に、神戸港の更なる発展に貢献して参ります。
【物流センター概要】
【物流センター位置図】
(出典:阪神国際港湾株式会社)
(註1) ジャパンエキスプレス魚崎倉庫概要
(註2) 詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
2022年4月20日付「神戸商船三井ビル」が竣工100年を迎える | 商船三井 (mol.co.jp)
(註3) 詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
2023年7月26日付神戸港のコンテナターミナル拡張方針を決定 ~阪神国際港湾および川崎汽船と基本合意書を締結~ | 商船三井 (mol.co.jp)
※本件については以下ジャパンエキスプレスサイトより同社プレスリリースをご参照ください。
株式会社ジャパンエキスプレス ~海貨、通関、国際物流、倉庫、海外引越は、神戸を拠点とするジャパンエキスプレスまで~ (japan-express.co.jp)