株式会社ココペリ(東京都千代田区、代表取締役CEO:近藤繁、以下 ココペリ)のグループ会社であるキー・ポイント株式会社(兵庫県神戸市、代表取締役:大西正晃、以下 キー・ポイント)が提供するメール共有管理システム「GrpMail」、ファイル送信・共有サービス「WebFile」が株式会社徳島大正銀行(徳島県徳島市、代表取締役頭取:板東豊彦)にて2025年3月11日よりサービスを開始することを発表いたします。
「GrpMail」、「WebFile」はこれまで累計2,000社以上に導入され、20年以上にわたり企業の安全でスムーズな情報共有を支えてきました。
両サービスの導入により、メールの送信ミスや情報漏洩リスクを大幅に低減し、ファイルの送受信や管理を一元化することで金融機関のDX、業務効率化、セキュリティ向上に貢献します。
「GrpMail」「WebFile」導入の背景
近年の金融庁の監督指針では、デジタル化の推進とリスク管理の強化が強調されており、金融商品取引業者には、電子募集取扱業務の適正性、システムリスクの管理、および顧客資産の保護に対する詳細な指針が設けられています。これを背景に「GrpMail」、「WebFile」の導入は、このデジタル化推進、リスク管理の一環として位置付けられています。
「GrpMail」では、営業店ごとの共有メールアドレス運用を可能にし、個人アドレス支給のリスクを抑えながら、効率的なコミュニケーションを実現します。
また、「WebFile」との連携により、従来のPPAP方式(※)に依存せず、よりセキュアな環境でのファイル送受信・共有・管理を可能にします。
徳島大正銀行では、共有メールアドレスの運用における対応の不透明さや、従来の環境による業務負担の増加、PPAP運用継続によるセキュリティリスクといった課題を解決するため、メール共有管理システム「GrpMail」と、ファイル送信・共有サービス「WebFile」の導入に至りました。
※PPAP方式とは、メールで添付ファイルを送る際に暗号化ZIPファイルを送り、別のメールでパスワードを送る方法のこと
「GrpMail」の特徴と機能
GrpMailのイメージ画像
「GrpMail」は、複数人で一つのメールアドレスを共有し、一元的にメール管理を行える革新的なシステムです。直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースを備え、教育コストを削減しつつ、二重対応や対応漏れを防止します。タグ機能によりメールの分類が簡単にでき、返信待ちのメールも見逃すことなく管理可能です。「GrpMail」は20年の実績を持ち、安定したサポートと信頼性を提供するため、ビジネスの効率化に最適です。
「GrpMail」の主な機能
〇 権限別管理
各ユーザーに適切な権限を設定した上で、組織のメールをメンバー間で共有し、運用の安全性を保つ
〇 上長承認機能
メールを外部に送信する際など、ユーザー権限毎に上長承認の要否を細かく設定し、運用の安全性を保つ
〇 タグ管理
メールにタグを付けて管理し、検索や整理を容易にする事で、効率化を図る
〇 放置メール警告
未対応のメールがある場合にはアラートを出し、対応漏れを防ぐ
〇 対応履歴
受信したメールを誰が対応するかなどの対応状況を一元管理することで、透明性の高いコミュニケーションと円滑な引継ぎを実現
〇 通報機能
不審なメールを見た人が管理者に簡単に報告することができ、リンクや添付ファイルに触れなくなる機能。ユーザから簡単に報告を行える事でサイバー攻撃のリスクを減らす事が可能
「WebFile」の特徴と機能
WebFileのイメージ画像
「WebFile」は、企業間の大容量ファイル送受信とストレージ管理を簡易化するサービスです。このシステムを使用することで、ファイルの送信、回収、保管を一括で行い、作業効率を大幅に向上させることができます。セキュリティは高度で、誤送信防止や情報漏洩対策も充実しており、管理者による承認プロセスも設けられています。また、ファイルの一斉配布や収集が可能で、特に大量の情報を扱う際に効率的です。このシステムは、企業の業務プロセスを効率化し、セキュリティを保ちながら情報共有をスムーズに行う手助けをします。
「WebFile」の主な機能
〇 ファイル送付[PPAP対策]
ファイルをセキュアな環境を介して受取人に送付可能
〇 ファイル受取[PPAP対策]
ユーザーからファイルをセキュアな環境を介して受取可能
〇 一斉ファイル送付
異なるファイルを同時に多数の受取人にそれぞれ送付可能
〇 一斉ファイル受取
多数のユーザーからファイルを一括で受取可能
〇 上長承認
ファイル送付前に上長の承認の要否を設定可能
〇 パスワードロック
送付・受取ファイルにパスワード保護(ワンタイムパスワード等)を設定可能
〇 配布停止
必要に応じてファイルの送付を停止し、情報漏洩を2段階で防止可能
キー・ポイント株式会社 代表取締役 大西のコメント
導入の検討段階から徳島大正銀行様には金融機関ならではの対応もできるようにと色々アドバイスをいただき、社内でも検討を重ねてGrpMailの機能拡張をいくつも行いました。
そのおかげもあり、金融機関様のメール業務にも十分に耐えうるサービスになったと確信しております。
今後は、20年以上にわたり培ってきた運用実績やセキュリティ対策を更に強化して、金融機関様でも多くのお客様にご安心して弊社サービスをお使いいただけるように体制の強化を図って参りたいと思います。
今後について
「GrpMail」、「WebFile」はサービスの強化を進め、ユーザー基盤のさらなる拡大、そして日本のあらゆる企業のDXの実現を目指してまいります。
キー・ポイントはすでに自治体や大手企業等へサービスを提供しております。2023年11月よりココペリグループとなったことで、ココペリの提携をしている全国の金融機関へ順次キー・ポイントを紹介しており、M&Aによるシナジー効果が生まれ始めております。
現在他にもいくつかの金融機関がキー・ポイントのサービス導入を決定・検討をしており、今後も「GrpMail」、「WebFile」を金融機関へ展開して参ります。
【ご参考】GrpMail サービスサイト
【ご参考】WebFile サービスサイト
■キー・ポイントの概要