高砂市文化保健センター(高砂市高砂町)中ホールで2月12日、認知症をテーマにした「映画会&講演会」が開かれる。主催は「つなぐ手と手~広げようやさしいまちづくり~の会」。
同企画は、認知症の介護者らで構成する市内3つの団体が、交流や情報交換を目的に2年前に映画の上映会を行ったことがきっかけ。昨年からは、より多くの人に認知症や介護について知ってもらおうと、行政関係者や企業なども加わり実行委員会を組織し開いている。
2部構成で行う今回は、認知症の母を持つ娘がイギリスで最新ケアを学び介護する様子を画くドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー2」を上映。2部では、若年性認知症となった妻を介護する「加古川認知症の人と家族、サポーターの会『加古川元気会』」代表の吉田正巳さんが講演を行う。
同会事務局の清水美代子さんは「介護している家族だけでなく、仕事として取り組む人にもぜひ来てほしい。認知症という病気や介護のことを多くの人に知ってもらいたい」と話す。
同会代表の佐藤トモ子さんは「今回は会員からの要望もあり、奥様の介護をしながら自宅をコミュニティーカフェとして介護者らの悩みや情報共有場を提供している吉田さんにお話しいただくことになった。介護している人は一人で悩まないでほしい。みんながつながる機会にしたい」と来場を呼び掛ける。
13時30分開場、14時開演。入場無料(申込不要)。