高砂海浜公園(高砂市高砂町)で4月22日、清掃イベント「ぼくらのむこうじま作戦 漂着アオサを掃除しよう」が開催された。
同公園の海岸に生息する「アオサ」は、夏にかけて大量発生し、海の生き物への影響や悪臭の原因となっている。3年前から「高砂海浜公園海辺保全集いの会」と高砂市生活環境部環境経済室環境政策課が協力して清掃イベントを開催する。
イベント当日は、地元高砂や加古川から親子連れや少年団に所属する小学生など計100人が参加。参加者は、熊手を使って海岸に漂着する木片やプラスティックごみなどを買い物かご約150箱分回収した。
同課環境政策係係長の永井紀子さんは「気温の関係でアオサは少なかったが、漂着ごみがたくさんあった。たくさんの人の協力できれいにすることができた」と話す。
当日は、清掃活動のほかにも、魚の地引き網体験や海の生き物との触れ合い体験、地元フラダンスグループによるフラダンスの披露など、にぎやかな一日となった。
孫2人と参加した女性は「孫が参加できる年齢になったので、数年ぶりに参加した。今日はアオサが少なかったがそれ自体はいいこと。今後も機会があれば参加したい」と話した。一緒に参加した小学生の男児は「掃除をした後にカニをたくさん見つけられて楽しかった」と感想を話した。