心臓病を患い、アメリカで心臓移植を目指す瓦本美遥ちゃんを支援する「みはるちゃんを救う会」が4月2日、JR加古川駅前で募金活動を行った。
当日、加古川市立加古川中学校陸上部の有志およそ40人も活動に参加。ビラを配りながら協力を呼び掛けけた。明石市の瓦本美遥ちゃんは、生後3カ月のときに難病とされる「拡張型心筋症」を発症した。
「拡張型心筋症」とは心臓の筋力が衰えて血液を送り出す機能が低下する病気。みはるちゃんはこれまで入退院を繰り返し、2015年9月に容体が急変、小児用の補助人工心臓を装着した。脳梗塞や感染症の危険性があり、現在は国立循環器病研究センター病院(大阪府吹田市)で入院治療を続けている。
医師によると今後みはるちゃんの命を救うには心臓移植しかなく、アメリカでの手術や渡航などには2億4,000万円が必要という。
募金は4月2日現在でおよそ7,700万円が集まっている。両親の瓦本尚平さん、佳美さんは「家族で一緒に暮らすという娘の願いをかなえるために、力を貸してほしい」と訴えている。
同会代表の村上達也さんは「みはるちゃんを支援する輪は広がっている」と、目標金額の早期達成を目指している。
募金方法などの問い合わせ先は「みはるちゃんを救う会」事務局(TEL 078-587-5918、平日10時~15時)。