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高砂市立図書館、高砂の特産品「高砂染」約20点展示 創立60周年で

高砂染の展示を見に来てほしいと呼び掛ける

高砂染の展示を見に来てほしいと呼び掛ける

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 高砂市立図書館(高砂市米田町)で6月24日まで、「高砂染」図柄展が開催されている。主催は同図書館。

高砂染を展示している高砂市立図書館

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 同図書館は1958(昭和33)年に高砂町に創立し、曽根町、米田町へ移転している。今年で60周年を迎え、記念企画として高砂の特産品「高砂染」を展示した。会場となる2階「ホワイエ」には、高砂染の法被や浴衣、タペストリーなど、約20点が展示されている。

 高砂染は、江戸時代、姫路藩を代表する特産品の一つとして生産された染め物。図柄に特徴があり、高砂の相生の松がモチーフといわれ、松や松葉、松かさが図案化されている。高砂市の生涯学習課の四方亮輔さんは見どころについて「図柄(布自体)と現物(法被や浴衣)が一緒に見られること」と話す。

作品を飾るすのこ状の展示掛けは、東播工業高校(加古川市東神吉町)の建築科の生徒がスギの木で製作したもので、作品は高砂染の復元活動をしている地元女性グループのあいの会の協力の下、実現した。

 四方さんは「展示掛けにもこだわった。和のものを飾るので、雰囲気が大事。以前から付き合いのあった東播工業高校が、イメージに合う展示掛けを持っているのを知っていたのでお願いした」と話す。「高砂染は地元特産品となっているけれど、まだまだ見たことない人もいると思う。図書館だと気軽に見に来られる場所なので、ぜひこの機会に見に来てほしい」とも。

 6月17日10時からは、高砂染めの栞(しおり)を作るワークショップを企画している(教材費100円)。申込方法は、事前に高砂市立図書館のカウンターまたは電話(TEL 079-432-1355)まで。

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