高砂の「十輪寺」(高砂市高砂町)の境内で10月27日、「ほんのわいち」が開催される。主催は、「本と。」。
今年で5回目を迎える同イベント。当日は、出展者が各々の本を入れた箱を持ち寄り販売する「一箱古本市」をメインに、焼き菓子やうなぎのおにぎり、カレー、コーヒーなどの飲食物の販売や音楽ライブ、小さな絵本を作るワークショップなどを開催。
イベント名の由来について、同団体スタッフの七島倫恵さんは「本を通じて輪のようにつながっていけたらという思いから名付けた」と話す。
同団体は、2015年9月に高砂銀座商店街内にチャレンジショップ「本と。」をオープン。古本やフリーペーパーなどの紙モノ商品を販売するほか、本を通じて人と人がつながる機会をつくろうと同イベントを企画してきたという。
昨年からは、一箱古本市以外の音楽ライブなどもとりいれた「ほんのわいち」へとリニューアルし、開催を続けてきたという。
一箱古本市では、本を販売する人を「箱主さん」と言い、本の値段や本屋の名前を自分で決めて行うことで、小さな本屋体験ができることが特徴だという。
「一箱古本市の醍醐味は、普段自分では選ばない本と出会えるところや、箱主さんとのコミュニケーションを楽しめるところ」と七島さん。「開催場所の十輪寺は雰囲気がいい。秋の一日を楽しく過ごしてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。
雨天の場合は、高砂銀座商店街および同商店街にあるコミュニティスペース「びぃぷらす高砂」で開催。