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高砂で懐かしのラジオ機器製作講座 「ものづくりの楽しさ」伝える

真空管アンプを手に持つ塚原さん

真空管アンプを手に持つ塚原さん

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 高砂のものづくり拠点「FabLab Takasago(ファブラボ タカサゴ)」(高砂町南渡海町)で11月の毎週日曜日に「お父さんのための真空管アンプ製作講座」が開かれる。

Aコースで製作する真空管アンプ

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 昔懐かしの真空管アンプを使ったラジオ製作を通じて、ものづくりの楽しさを伝えようと企画した同講座。

 真空管アンプは、スピーカーで鳴らす音の信号を増幅させる機器で、小型・薄型が主流の現代の量産型ラジオ機器には使われていないが、軟らかで温かみのある音がオーディオファンの人気を呼んでいる。

 同講座の運営と指導は、加古川市を拠点とする電子系ものづくりサークル「エレサイくらぶ」が行う。同サークル代表の塚原英成さんは「年配の方にとっては懐かしさを感じる機器。真空管らしいピュアな音色を楽しんでほしい」と話す。

 当日は、廃番となった真空管アンプキットを製作する「Aコース」、真空管アンプの接続に適したスピーカーを組み立てる「Bコース」の2コースを用意する。「Aコース」は、はんだ付けや配線、ネジ締めなどの作業、「Bコース」は箱の組み立て作業が中心となる。

 塚原さんは「両コースとも組み立てキットとして販売されていたものなので、初心者でも簡単に作ることができる。私たちも手ほどきする」と話す。

 「子どもには楽しんでもらうことはもちろん、どのように作られているかなど探求心を持ってほしい。大人には製作した経験を家庭での話題にしてもらい、子どもたちにものづくりの大切さを伝えてもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 受講日11月4日・11日・18日・25日から2~3日を選択する。開催時間は13時~16時30分。参加費は、Aコース=2万5,000円、Bコース=1万5,000円。A、B両方の受講もできる。

 申し込み、問い合わせは「エレサイくらぶ」(TEL 079-422-8739)まで。

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