加古川の焼き肉店「彦」(加古川市志方町)の駐車場で6月15日、地産地消イベント「畑マルシェ」が開かれた。今回が初の試みとなる。
イベントを企画したのは、同店従業員の大浦智子さん。大浦さんは、地元農家に畑を借り、野菜作りを教わっていく中で「自分の作った野菜をもっと多くの方にも食べてもらいたいと思ったことがイベント開催のきっかけとなった」と話す。
当日、会場では開催時間の10時より前から、地元の農家や精肉店、社会福祉法人など約20の模擬店に客がずらりと並んだ。
会場特設ステージでは、スペシャルゲストとして料理人の神田川俊郎さんが登場。観客の目の前でタイをさばくパフォーマンスを行い、「鯛のよろこんぶ(タイの昆布締め)」を振る舞った。
また、真正ボクシングジム会長の山下正人さんとOPBF東洋太平洋S.バンタム級王者の久保隼さんもマルシェ開催の祝いに駆け付けた。
イベントに参加した女性は「平日なのにたくさんの来場者がいて驚いた。今日のような地元が盛り上がるイベントがこれからもあればうれしい」と声を弾ませた。
大浦さんは「地元の皆さんの協力で無事開催することができた。これからも多くの方に(加古川市)志方町の良いところを知ってもらう機会を考えていきたい」と話した。