加古川に本社を置く東播地域(加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)のケーブルテレビ(CATV)局「BAN-BANネットワークス」が10月5日、高精細な映像を表現できる4Kの撮影を行った。撮影ノウハウや高画質映像の可能性について確認するのが目的。
4K映像は一般的なフルハイビジョンの4倍の解像度を持つ。これまで映し出されなかったところまで鮮明に表現され、臨場感が味わえるのが特徴の一つ。現在、日本ケーブルテレビ連盟(JCTA)が地方の魅力を4Kコンテンツで全国配信する計画を進めており、全国のCATVから共通テーマを設けて映像を募集した。
同局では、「JCTA」から最新の業務用4Kカメラを借用し、JR加古川線加古川駅から粟生駅まで(約16キロ)の車窓からの映像や、深まりつつある秋の風景の中をゆっくりと走る車両を撮影した。
撮影した同局スタッフの田中優樹さんは「技術の進歩で映像の可能性が広がった。移り変わりゆく街の表情を、高精細な映像で未来に残していければ」と話す。
収録された映像は、全国のCATVが撮影した4K映像と合わせて番組化され、日本ケーブルテレビ連盟の加盟局で放送される予定。