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加古川で「地域総掛かり教育プロジェクト」 大学生や地域団体ら意見交換

意見交換では学生らが積極的に発言

意見交換では学生らが積極的に発言

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 加古川の兵庫大学(加古川市平岡町)で3月15日、シンポジウム「次代へつなごう!大切なこころ~地域総掛かりの教育プロジェクト~」が開催された。

事例発表を熱心に聞く参加者

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 「日本の心を学ぶまちづくり」をスローガンに活動する「一般社団法人加古川青年会議所」が主催して行われた同会。当日は大学生や市の職員、教育に関わる地域団体など159人が参加し、「地域総掛かりの教育」をテーマに、事例発表や意見交換を行った。

 同団体次代教育委員会委員長の大谷稔彦さんからは「再発見!国と地域の魅力」と題して、東播磨地域に点在する神社や古墳など6つの歴史スポットを紹介。「身近な場所にも日本の心や地域の魅力が眠っていることに気づいてもらえたら」と、それぞれの歴史背景や精神などを振り返った。

 続いて行われた事例発表では「てらこやネットワーク」講師の松丸陽輔さんと岡田康裕加古川市長が登壇。子どもの居場所づくりへの取り組みや、加古川市が取り組む「放課後子ども教室」について紹介し、参加者らが熱心にペンを執取る姿が見られた。

 最後に参加者が「わたしにできること」について、グループごとに意見交換を実施。「大人と子どもが関わる場所づく作りをしてきたい」、「大人の私たちが子どもたちの見本になるように行動を見直していきたい」など、大学生を中心に積極的に意見交換する姿が見られた。

 参加者の一人で兵庫大学の学生は「日頃学生以外に会うことがないので、いろんなお話を聞けたのが良かった。4月から教育機関で働くので、その現場で生かしていきたい」と話す。

 大谷さんは「今後は、実際に地域の青少年と一緒に活動していきたい。今日紹介したような地域資源の場を活用したデイキャンプなどを行っていければ」と意気込む。 

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