「松風ギャラリー」(加古川市野口町)で6月18日、津軽三味線奏者の大野敬正さんデビュー10周年記念ライブが開催される。
同ライブは3月の大阪公演を皮切りにヨーロッパやアメリカ、日本国内を駆け巡るツアー公演の一環。
新潟市出身の大野さんは、発表会で母親の演奏を見たことがきっかけで8歳から津軽三味線を始め、12歳で名取りを襲名。14歳で初代高橋竹山に認められ「竹山節本流継承者」となった。
大野さんは「三味線の良さを伝えるためには昔ながらの古いもの、敷居が高いものといったイメージを壊さないといけない。新しいアプローチを取り入れることで興味を持っていない人にももっと気軽に足を運び、演奏を聞いてもらいたい」と話す。
当日は、ソロによる伝統曲の演奏を中心に、ピアニストとのコラボ演奏も行う予定。大野さんは「普段、三味線を生で聞くことがない方にも、今回の演奏を聴いて三味線に興味を持ってもらえたり、好きになってもらえたりする機会になれば」と来場を呼び掛ける。
13時30分開場、14時開演。チケットは全席自由、前売り=3,000円、当日=3,500円。問い合わせはアコヤ楽器(TEL 079-422-2478)まで。