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加古川でオリジナルファッションブランド セカンドキャリアの作り手チームと共に

商品をPRする寄玉昌宏さん

商品をPRする寄玉昌宏さん

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 加古川の日常生活に関わる社会的課題の解決に取り組む「Sydecas(シデカス)」(加古川市加古川町、TEL 050-5278-6213)が自社オリジナルファッションブランド「ルリモ・ハリモ」と、介護職のセカンドキャリアを見据えたデザインチーム「KAKOGAWAミシンラボ」を立ち上げ、1カ月がたった。

KAKOGAWAミシンラボ活動の様子

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 同社社長の寄玉昌宏さんによると、「ブランド名の『ルリモ・ハリモ』は、『瑠璃も玻璃も照らせば光る』ということわざから。繊維商品は製造過程が多く、作る人と使う人の距離が遠い。作る人に光を当てることで、生産者・消費者双方の関係性を紡ぎ直したいという思いを込めている」という。

 同ブランドではプロダクト第1弾として、播州産の生地で作った「粧-めかし-ストール」(4,300円)や、手持ちの帽子に取り付けられる「ワンタッチ日よけ」(1,900円)を販売する。アイデアや商品作りには、介護職経験のある中高年女性を中心としたデザインチーム「KAKOGAWAミシンラボ」が関わる。

 「お母さんたちのサードプレイスを作りたいという思いから始まった活動。60歳以上の女性が集まり、おしゃべりをしながらミシンでの物作りを楽しんでいる。趣味の楽しみに加えて、商品を作ることで誰かに感謝され、それに見合った収入が生まれることは、新たなやりがいにつながるのでは」と寄玉さん。

「メンバーは子育てや介護を経験してきたお母さんのプロ。今後はもっと、人の身体や生活環境の変化についての知識が豊富なお母さんたちのアイデアを生かした商品を増えていきたい」と意気込む。

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