加古川市の洋菓子店「パティスリー ル・グランディ」(加古川市平岡町、TEL 079-440-2241)がオープンして1年を迎えた。
昨年12月15日にオープンした同店。店主の大西貴広さんは13年間にわたり神戸や明石の洋菓子店で働いた後、生まれ育った加古川に店を構えた。大西さんは「オープン当初は知名度も低く苦労も多かったが、今ではリピーターのお客さまも増えてきた」と話す。
オープン当初、約15種類のケーキを販売していたが、客の反応を参考にしながら常に新しい商品と入れ替え、今では定番の3~4種類以外は全て当初のラインアップとは異なる。
店のお薦めはモンブラン(470円)とプリン(300円)。大西さんによると、同店のモンブランは、通常よく使われるスポンジやタルトと違い、メレンゲを入れているのでサクサクした食感が楽しめるという。プリンは、大西さんが修行中に出合ったレシピをアレンジして作った。「プリンはレシピが同じでもカップや窯が異なると焼き方も変える必要があり難しい。マダガスカル産のバニラビーンズを使ったとても滑らかな食感が特徴」と大西さん。ギフト用の箱入り専用スプーン付き4個セット(1,200円)も販売する。
同店は、おいしさに加えて、味の組み合わせや色合い、飾りにもこだわる。大西さんは、「特に新商品を開発するときはまず基本となる味を決めた後、ほかにどんな材料と合うか、食感はどうかなどを工夫する。今、お客さまに満足してもらうことだけを考えている」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~19時30分。火曜定休。