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高砂の仏具店で獅子頭修復 祭りシーズンに合わせて

修復した獅子頭が並ぶ工房

修復した獅子頭が並ぶ工房

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 高砂の「竹原仏壇仏具店」(高砂市北浜町)で、10月の秋祭りを前に「獅子舞」の修復や製造が行われている。

木型から獅子頭を切り出す竹原正芳さん

 姫路市松原八幡神社の「灘のけんか祭り」など、地元高砂や姫路、稲美町といった播州地域を中心に、県内の半数近くの獅子舞の修復を手掛ける同店。北は青森から南は宮崎まで全国からの問い合わせも多く、獅子の修復から新調までさまざまな依頼に対応する。

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 同店代表の竹原正芳さんは「店を開いて24年になるが、もともとは仏壇を作る職人として会社勤めをしていた。独立して地元で店を構えてからは、祭り文化が残る土地柄ということもあり、すぐに『獅子舞修復』の仕事を始めた」と話す。

 同店では、伝統的な「木製」の獅子頭を修復するだけでなく、より軽くて丈夫な「和紙張製」を新調し普及させているという。「木製は使ううちに割れることもあるし重いのが難点。和紙張は、約50枚の和紙を重ねて作るので、手間は掛かるが少々のことでは壊れない」と竹原さん。「獅子の重量を軽くすることで舞い手の負担も減って、小学生や高齢者など幅広い世代の人が祭に参加しやすくなる。自身も大塩神社の氏子で祭りに参加している人の気持ちが分かるので、できる限りの工夫をしたい」と話す。

 店舗2階の工房には、修復中の獅子頭のほか、和紙張製の製品を40種類ほどそろえる。竹原さんは「これだけの獅子をそろえているところは珍しいので見学に来られる方も多い。獅子作りも普通は職人が分業して行うが、ここでは彫刻や塗り、金箔(きんぱく)貼りなど一通りの作業を全て行うので、安心してもらえる。型を起こすところから行うので、自分が思うような獅子を作れると注文を受けることも多い」と話す。

 「自身も祭りが好きなので、やるからには楽しんでできたら」と竹原さん。「地域を活性化するには文化が大切。祭りは地域を盛り上げるきっかけになるので、これからもできることで協力していきたい」と笑顔を見せる。

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