加古川市が8月30日、観光まちづくり戦略の一環として昨年誕生した「加古川ギュッとめし」に続く新ご当地グルメ企画第2弾「加古川スイーツ」開発を始めた。
今回は、観光実態調査の結果、関心が高かった「スイーツ」を新たなご当地グルメとしてピックアップした。同企画を担当した藤村さんは「見た目と中身を開いたときに驚き・喜びを二度味わえることから、包む形のスイーツをテーマとした」と話す。開発は「包む~包むことで、食べたときの楽しみ、驚きを演出します~」をテーマに全4回のワークショップを行う
8月30日は加古川市民会館(加古川町北在家)で第1回ワークショップが行われた。和洋菓子店やレストランなどの飲食店を営む人や地元企業のほか、主婦や学生など合わせて24人が参加した。
ワークショップでは企画の考え方などを説明した後、テーブルを「和」と「洋」に分け、「こんなスイーツがあったら面白そう」をテーマにアイデア出しが行われた。スタッフもテーブルを巡りながらアイデア出しに加わり、約20分で42点のアイデアが生まれた。各テーブルでは始終笑顔で話す様子も見られた。第2回では今回の結果を基に練り上げていくという。
参加者たちは「スイーツ案を考えるのは楽しかった」「加古川=スイーツが結びつかなくて興味を持った。何ができるか見届けてみたい」と話していた。
藤村さんは「今回のスイーツ開発で、市外から訪れる人の加古川滞在時間が増えれば。お土産としても使ってもらい、加古川の知名度が上がれば」とは話す。残り3回のワークショップの後、来年3月ごろに「加古川スイーツ」のお披露目会を行う予定。