加古川のつけ麺専門店「麺のまたざ」(加古川市野口町)が、メニューに使っていた「名もなきネギ」をやめ、「九条ネギ」を使うことをフェイスブックで宣言したことが地元で話題となっている。
同店は2013年、加古川唯一のつけ麺専門店としてオープン。男性を中心に家族連れや学生グループなど、幅広い客層が訪れているという。
店舗面積は30坪。カウンター9席とテーブル6卓の計25席を用意する。和テイストで統一した店内は三味線の音が流れ、独特の雰囲気を作り出している。
同店は、これまでもさまざなメニューやサービスをフェイスブックで配信。地元では「いいね!」という反応やコメントのやりとりが活発に行われるなど注目を集めてきた。
「思いついたら何でもすぐにやってみる」と店主の石川武史さん。「スープや麺にこだわっている中で、トッピングのネギにも特徴を持たせたい」と今回のサービスを開始。京都生まれの石川さんは、幼いころから「細うどんと九条ネギ」の組み合わせに親しんできたこともあり、店のメニューにも使ってみようと思い立ったという。
そのことをフェイスブックで宣言したところ、「ぜひ食べたいっス!」「間違いないね!」などのコメントが多数書き込まれた。
石川さんは「個人店の強みを生かしてチャレンジしていきたい」と話す。同店では、他にも新メニューの告知や店内の改装、「LINE」を使ったサービスなど、新しい試みに取り組んでいる。
「完成はないので、これからも新しい試みをしていきたい」と石川さん。「一人でも多くの方に食べてもらいたい」とも。「お客さんには『またざっぽいね』と言ってもらえれば」と笑顔を見せる。
メニューは、つけ麺(780円)、特製つけ麺(980円)、台湾まぜそば(980円)など。人気メニューは牛すじつけ麺(1,180円)で、地元精肉店から仕入れた黒毛A5ランクの牛すじを使っているという。
営業時間は、月曜~金曜=11時30分~14時30分・18時~23時、日曜、祝日=11時30分~21時。