加古川の寺家町に4月1日、ドイツビールがメインのビアバー「アーベントイラー」がオープンする。
店内の面積は7坪で、カウンター9席を用意。木目を基調にした内装で、ドイツビールを中心に約20種のビールを提供する。
店主の山本剛士さんは「ウルケルが特にお薦め。まず飲んでほしい」と話す。ウルケルとはチェコのピルゼン市で生まれたピルスナービールの元祖といわれ、「モルトアロマとホップアロマのバランスが良い」と瓶を持って説明する姿も。
注文した客には簡単に説明を添えてビールを注いでおり、ビールに詳しくなくても気軽に楽しめる雰囲気づくりに努めているという。「どのビールが自分に合うか楽しめる」とも。ビールを楽しめるよう、バーでは珍しく全席禁煙としている。
山本さんはこれまで、パン職人や、包装紙会社のサラリーマンを経験。20代の時に初めて飲んだドイツビールのおいしさに感動し、いずれ店を持ちたいとの思いがあったという。内装業をしながら、ビアバーをオープンさせた。
きっかけは昨年末、現在の場所にあったバーに客として立ち寄った際、2月末で閉店すると告げられたこと。そのまま3月から店舗を引き継ぐことになったという。「深く考えなかったが、勢いは大事」と山本さん。
「とにかく気軽においしいビールを飲んでほしい。自分もいろいろな仕事をしてきたこともあり、ここが人と人の交流の場になれば」と、今後の意気込みを話す。
営業時間は18時~24時。日曜定休。問い合わせは山本さん(TEL 090-3825-9360)まで。