山陽電車荒井駅前の廃虚カフェ「荒井廃墟1988」(高砂市荒井町)に毎週金曜のみ営業する「スナック月陽楼(つきひろ)」(TEL 080-8515-0707)がオープンして1カ月がたった。
「荒井廃墟1988」では4月から日替わり店長制を採っており、3月23日から金曜の夜に同スナックを営業している。約10坪の店内にカウンター8席、ちゃぶ台5席を用意。コンセプトは「カジュアルな和装テイスト」で、店長の上谷奈穂さんが着物姿でもてなす。上谷さんは「自分が着物を着たいと思ったのが開店のきっかけ。和装は敷居が高いと思われるのでまずは簡単に羽織るだけのカジュアルなスタイルで始めた」と話す。
メニューは飲み放題(男性3,000円、女性2,500円)、ビールやウイスキー、焼酎といった単品ドリンク(500円~)など。上谷さんは「着物も日本文化だが、お酒が飲めるスナックも日本特有の文化。いずれは海外の人も来ていただき、つながりを増やしたい」と話す。
同店をよく訪れるという常連客の亜矢子さんは「昔懐かしい感じや和な雰囲気が他にはなくて新鮮。奈穂さんの人柄にも引かれる」と話す。上谷さんは「何でも気軽に話せる場にしたい。ストレスがあればはき出して元気になって帰ってもらえたら。着物を着ての来店も大歓迎」と呼び掛ける。
営業時間は18時~23時。7月までの期間限定。