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加古川のギャラリーでニット作品展 「いつまでも輝いて」メッセージ込め250点

教室を主宰する長谷川明代さん(左)と猫田よしこさん(右)

教室を主宰する長谷川明代さん(左)と猫田よしこさん(右)

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 加古川市立松風ギャラリー(加古川市加古川町)で2月20日から、編み物教室「あむあむキィトゥングループ」が設立30周年記念展「美彩(びさい)-あざやかに-」を開催している。

ニット作品展の様子

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 教室の生徒40人が製作したセーター、ベスト、ワンピース、羊毛フェルトを使った小物作品など計250点を展示する同展。テーマ別にコーナーを設け、それぞれの世界観を演出する。

 同展主催者の猫田よしこさんは「今回の展示に向けあらかじめテーマを決めて製作を進めてきた。生徒たちが2年半かけて作った作品を見ていただければ」と話す。

 「教室を始めたころは、高度経済成長期で機械編みの教室がたくさんあり、生徒勧誘のための展示会が多く、魅力的なものが少なかった。もっと自由な発表の場を作りたいと思い、これまで編み物展を開催してきた」と猫田さん。

 「いつも来てくれている生徒が励みになる展覧会ができれば。『いつまでもきれいな色でいたいから』をコンセプトメッセージに掲げた。年齢を重ねても輝いてほしいという願いを込めている」とも。

 「作る前に『この場所にこんな作品を置きたい。この色の横にはこんな色が欲しい』など、展覧会の全体像をイメージしてオリジナルデザインを取り入れた。それぞれの作品が主役であり脇役であることを心掛け、一つひとつの作品が生きる場を目指した」と話す。

 鑑賞に訪れた女性は「色使いやデザインが斬新でおしゃれ。刺激を受けて自分でも作ってみたくなった」と話す。

 猫田さんは「教室を始めたころは30年も続けるとは思っていなかったが、今でも楽しくて離れられない。この展覧会を見た若い方が編み物でこんなことができるんだ、やってみようと思ってもらえたら。業界自体が少しでも盛り上がればうれしい」と笑顔を見せる。

 開催時間は10~19時(26日は17時まで)。入場無料。2月26日まで。

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