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高砂「青い鳥児童合唱団」がオーストリアでウィーン少年合唱団と共演

「青い鳥児童合唱団」メンバー (アウガルテン宮殿内で)

「青い鳥児童合唱団」メンバー (アウガルテン宮殿内で)

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 高砂を拠点に活動する「青い鳥児童合唱団」が3月27日、オーストリアのアウガルテン宮殿でウィーン少年合唱団と共演した。

宮殿入口「ウィーン少年合唱団」案内前にて

 同合唱団は高砂出身の作曲家、佐々木すぐるさんが創設した児童合唱団の名前を引き継ぎ、2013年に発足。団長の上畠幸代さん指導の下、現在は25人の団員が国際的な視野で、一流の音楽に触れる機会や合唱を通じて、広く活動している。2014年にはウィーン少年合唱団の高砂公演も行っており、感動した団員の少年がウィーン少年合唱団への入団を果たした。今回のオーストリア訪問は日本万国博覧会記念基金事業の一環。

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 訪問には小学2年生から中学1年生の18人が参加。3月22日に高砂市長に出発報告を行い、3月24日から31日までの日程で訪問した。共演前後には国立オペラ歌劇場でのオペラ鑑賞やモーツァルト生家、サウンドオブミュージックの撮影地などを巡り、団員たちは本場の雰囲気、見るもの全てに感動したという。ウィーン少年合唱団の本拠地アウガルテン宮殿での共演前には、同合唱団のゲラルトヴィルト芸術監督やカスペルマイスター(常任指揮者)が発声練習やワークショップを行い、27日の本番に挑んだ。

 団員たちはこの日に向けて2年間、一生懸命に練習したドイツ語でウェルナー作「野ばら」などを共演し、日本からは「となりのトトロ」「翼をください」「勇気100%」などを含む「ふるさとメドレー」や童謡で日本の四季を歌った。

 事前指導では「ヴンダバー!(素晴らしい!)」との評価を受け、「ぜひ一緒に」と急きょ追加されたアフリカ民謡「shosholoza(ショショローザ)」のサプライズ曲も共演。宮殿内は幻想的であり、時にはカーニバルのように陽気に団員たちは交流を楽しんだという。

 団員たちは帰国後、「みんなすごく情熱的だった」「天使のような声に自分の声がかき消されてしまうような感覚」「自分がマリアテレジアになったような気がした」「外国に行ったことで、標識や対応など日本人の親切さもあらためて感じることができた」と話す。

 団長の上畠幸代さんは「一流の良いものはできるだけ幼い頃に感じさせたほうがいい。、いい体験のお手伝いができたと思う。これからも国際舞台を目指していきたい」と話す。留学経験を生かして今回のオーストリア訪問のために児童たちにドイツ語を教えてきたという上畠愛香さんは「勉強や学ぶという視点も大切だが、音楽はやっぱり楽しむことが一番大事」と笑顔を見せる。

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