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加古川のトレーナーが介護予防プログラム考案 介護予防運動の経験元に

介護予防のトレーニングを指導する水田さん(左)

介護予防のトレーニングを指導する水田さん(左)

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加古川のパーソナルトレーナー水田伸一さんが、地域で介護予防運動の講師を務めた経験からオリジナルプログラムを考案した。

オリジナルプログラムを考案した水田さん(左)

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水田さんは2006年にパーソナルトレーナーとして活動を始め、翌年に父親が脳梗塞で倒れたことを機に介護予防に重点的に取り組むようになった。現在では加古川市や加西市で介護予防運動の講師として健康活動を行っている。

水田さんは活動を続ける中、数々の介護が必要になりそうな人や運動能力が落ちている人と直面したという。
「今から運動をしたら寝たきりにならずに済む人や、運動能力の改善が見込める人が大勢いることに気づいたことで、介護予防運動のプログラムの考案に至った」と話す。

オリジナルプログラムはこれまでのトレーニングの経験から、様々な運動を介護予防のためにプログラム化した点が特徴で、「筋力」「柔軟性」「バランス能力」の改善や向上を中心に取り入れる。特に下肢は年齢とともに弱りやすいため、歩行能力向上のために下半身の強化に力を入れているという。週1回から2回程度、約1時間のマンツーマントレーニングを行う。

トレーニングを受ける南まりささんは「補助がなければ歩けない状態だったが、3カ月ほどで改善し、車の運転もできるようになった。個人の状態に合わせたプログラムなので無理なくできる」と、体の変化を実感しているという。水田さんは「専門的なトレーニングを受ければ介護や寝たきりにならずに済む人が世の中には大勢いる。少しでも多くの人に、元気なうちから運動をすることの大切さを知ってほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせは水田さん(TEL 090-1138-1223)まで。

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