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高砂・松陽高校の生徒が生活体験発表全国大会で厚生労働大臣賞

賞状を持つ藤原さんと荒井さんと登市長

賞状を持つ藤原さんと荒井さんと登市長

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 高砂市の兵庫県立松陽高校(高砂市曽根町)の藤原未来(みく)さんと主幹教諭の荒井圭介さんが11月22日に高砂市の登幸人市長を訪問し、「全国高校定時制通信制生徒生活体験発表会」で最優秀賞にあたる厚生労働大臣賞の受賞を報告した。

市長へ受賞報告をする藤原さんと荒井さん

 発表会は定時制および通信制の高校で学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ体験を発表し、多くの人々に感動と励ましを与えることを目的としている。

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全国大会当日は全国の定時制高校から各都道府県代表が一人ずつ、通信制の高校から11人の合計58人が発表を行った。

 発表内容には薬物依存の母や自身の置かれる環境などに不安を抱いていたが人との関わりが苦手なため一人で悩みを抱えていた藤原さんへ「周りを変えるなら自分を変えることが必要」と教えてくれた先生のことや、自分が変わるための努力を親のように優しく、時には厳しく支えてくれる柔道部の先生のこと、高校生活を通して見つけた学校の先生になるという将来の夢などが「感謝」という題名で400字詰め原稿用紙6枚につづられている。

 受賞報告を受けた登市長は「受賞おめでとう。高校の先生になるという夢に向かって努力した結果、大学への進学も決まったと聞いた。だ人生はこれからも続いていくのでこれから先も頑張ってください。そして将来は高砂市内の高校の先生として帰ってきてほし」と今後の活躍への期待を含め、功績をたたえた。

 柔道部の顧問でもある荒井さんは「人前で話すのが苦手でクラスで発表するだけで赤面していた彼女が400人ぐらいの聴衆の前で堂々と話す姿を見て、努力は実を結ぶということを実感した」と話す。

 藤原さんは「発表会には友達が応援に駆け付けてくれた。それ以外にも学校の先生や職場の方など周囲の方から応援の声を受けたことで改めて自分は恵まれていると気づくことができた。今回の発表がこれまでの自分と同じように悩んでいる方の役に立てたらうれしい」と笑顔を見せた。