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高砂の展示スペースで「高砂染め」お披露目会 100年前に途絶えた染め物を復刻

お披露目される着物は展示されている金の着物と対をイメージして作られた

お披露目される着物は展示されている金の着物と対をイメージして作られた

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 高砂染発祥の地「旧尾崎邸」を活用したスペース「高砂や」(高砂市高砂町)で4月29日、「復刻高砂染めお披露目会」が行われる。主催は「Emzo TLabo(エモズティラボ)」。

復刻した高砂染めのモチーフになった布

 高砂染めは、江戸時代に姫路藩の特産品として扱われていた伝統工芸品。同社では、約100年前に途絶えたという高砂染めと技法を復活させようと昨年5月、高砂染め復刻プロジェクトを発足した。資金調達のためクラウドファンディングを活用し、復刻のための資金調達や準備を重ねてきた。

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 社長の寄玉昌宏さんは「100年前に途絶えてしまってからは、職人もおらず設備もない状態だった。地元や播磨地域の方にも思い出してもらいたいという思いから、クラウドファンディングを活用した。技術や技法だけでなく、産業として継続させることで、社会的に復活させたい」と話す。

 当日は、復刻させた高砂染めで作った着物を披露するほか、同社が復刻まで行ってきた研究の成果報告を開催。13時からは希望者向けに「高砂染ゆかりの地ご案内ツアー」を行う。

 「高砂やに展示している高砂染めの着物が金色で女性物だったことから、復刻させるものは対にしようと銀色で男性用のものにした。当日は両方を展示するので、ぜひ『ことほぎの心』を感じてもらいたい」と寄玉さん。

 「地元や播磨地域の方には、『そんなものがあったんだ』と知ってもらう機会にしたい。ゴールデンウィーク中なので、旅行がてら姫路城に行く方に姫路藩ゆかりの染め物として興味を持ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、14時~15時30分。