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加古川駅前に「歩れるクラブ」 コンセプトは「将棋とふれあう 将棋でふれあう」

「歩れるクラブ」の樫村圭亮さん

「歩れるクラブ」の樫村圭亮さん

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 加古川駅前の紅茶と英国菓子の店「チャッツワース」(加古川市加古川町)2階に9月5日から毎週水曜、将棋クラブ「歩れる『ふれる』クラブ」がオープンしている。

英国のイメージ溢れる店内

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 「歩れるクラブ」代表の樫村圭亮さんは、大学に入学した頃に、母校である加古川南高校の同窓会の役員にならないかという話を引き受けたことが縁で、同校にゆかりのある棋士の久保利明王将の講演会が開催された際に、久保王将に直接インタビュー。そこで交流を深めたことがきっかけで将棋に興味を持ち、本を片手に独学で将棋を始めた。

 樫村さんは「加古川は『棋士のまち』と呼ばれているので、以前から気軽に将棋を指す場所があればと思っていた。私自身体調を崩していた時期があり、その時期を乗り越えて、自分の思っていたことを今ならできるのではと、今の自分をプラスに変えようとチャレンジしてみようと思った。『棋士のまち 加古川』を応援するという意味も込めて普段から気軽に将棋を指したり、将棋を通して交流を深めたりできる場所にしたい」と話す。

 同クラブの名前の由来について、「将棋の『歩』という駒と同クラブのコンセプト『将棋と触れ合う、将棋で触れ合う』を掛け合わせて『歩れるクラブ』という優しいイメージの名前を考えた」と笑顔で話す。

 「いろいろな場所を見て検討したが、この場所は駅に近く歩いて来ることができるのが一番の強み。以前からチャッツワースの店主と交流があり相談したところ、快く場所を提供してくれた」とも。自身の中で決めていたフレーズ「将棋プラスワン」を掲げ、、将棋と何かを掛け合わせる試みも考えていた。

 「将棋の持っているコンテンツの力には限界がある。それならチャッツワースの紅茶を飲みながら将棋を指す、ついでに将棋をするという軽い心持ちで来ていただけたら」と呼び掛ける。

 設備は将棋盤5組、どうぶつしょうぎ1組。利用料金は、一般=1,000円、中高生=500円(共に別途ワンドリンク)。アルコールを除くドリンクは1階のチャッツワースで注文する。無料で見学もできる。

 樫村さんは「将棋を全く知らない人、ルールの分からない人にぜひとも来てもらいたい。私も級位者でプロではないが、ルールと基本的な駒の動かし方を教えることはできる。ふらっと足を運んでいただき将棋を指せる人が増えれば。紅茶を飲んだりおしゃべりをしたりして気軽に将棋に触れる空間を作りたい」と話す。

 毎週水曜、18時~20時30分。休業日はチャッツワースの営業日に準ずる。

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